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『機動戦士ガンダムΖΖ』は、1986年に放送された『ガンダムシリーズ』第3作で、『機動戦士Ζガンダム』の直接の続編。宇宙世紀0088年、グリプス戦役で疲弊したエゥーゴと、ハマーン・カーン率いるネオ・ジオンの第一次ネオ・ジオン抗争を、シャングリラ出身の少年ジュドー・アーシタを中心に描く。
前作の重い作風から転換し、「明るいガンダム」と少年たちの冒険活劇を出発点としながら、物語後半では戦争、連邦政府の腐敗、強化人間、ニュータイプをめぐる対立へと移行する。ジュドーの成長を通して、『Ζ』で挫折したニュータイプ像に新たな希望を提示する構造を持つ。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送開始 | 1986年 |
| 原作 | 富野由悠季 |
| 原案 | 矢立肇 |
| 総監督 | 富野由悠季 |
| キャラクターデザイン | 北爪宏幸 |
| 音楽 | 三枝成章 |
| 世界観 | 宇宙世紀0088年 |
| ジャンル | ロボットアニメ |
このIPの中心構造
| 軸 | 内容 |
|---|---|
| 中心人物 | ジュドー・アーシタとシャングリラの少年少女たち |
| 中心対立 | エゥーゴとハマーン率いるネオ・ジオン |
| 中心兵器 | ΖΖガンダムを中心とするガンダム・チーム |
| 成長構造 | ジュドーが妹や仲間を守る戦いから、戦争そのものを終わらせる意志へ進む |
| ニュータイプ | ジュドー、ハマーン、プル、プルツーらを通じて新旧のニュータイプ像が対置される |
| 時代構造 | グリプス戦役直後から第一次ネオ・ジオン抗争終結までを描く |
| 作風構造 | コメディ色の強い少年冒険劇から、戦争と犠牲を扱うシリアスな物語へ変化する |
| 継承構造 | 『Ζガンダム』の人物・機体・戦争を引き継ぎ、『逆襲のシャア』へ続く宇宙世紀を接続する |
物語・宇宙世紀構造
物語の主要段階
| 段階 | 位置づけ |
|---|---|
| シャングリラ | ジュドーたちがΖガンダムを狙ったことからアーガマと関わり、戦争へ入る |
| ガンダム・チーム | ΖΖ、Ζ、百式、ガンダムMk-IIを少年少女たちが運用する戦力が形成される |
| リィナ誘拐 | ジュドーが妹を救うためネオ・ジオンとの戦いへ深く関わる |
| 地球侵攻 | ネオ・ジオンが地球へ進出し、ジュドーたちも地上戦へ移行する |
| ダブリン | コロニー落としとプルの死を通じ、戦争の犠牲と連邦政府の腐敗が前面化する |
| グレミー反乱 | ネオ・ジオン内部がハマーン派とグレミー派に分裂する |
| 最終決戦 | ジュドーとハマーンの一騎討ちにより第一次ネオ・ジオン抗争が終結する |
| 木星への旅立ち | 戦後、ジュドーはルーとともに学ぶため木星へ旅立つ |
主要勢力・概念
| 要素 | 位置づけ |
|---|---|
| エゥーゴ | グリプス戦役後に戦力を失いながらネオ・ジオンへ対抗する勢力 |
| ネオ・ジオン | ハマーンが率い、地球圏の制覇を目指すジオン系勢力 |
| アーガマ | ジュドーたちが当初活動するエゥーゴの強襲巡洋艦 |
| ネェル・アーガマ | 後半のガンダム・チームの中心艦 |
| ガンダム・チーム | ジュドー、ルー、エル、ビーチャらが複数のガンダム系MSを運用する部隊 |
| ニュータイプ | ジュドーを中心に、人の意思を感じ取り伝える可能性として再提示される |
| 強化人間 | マシュマー、キャラ、プル系統など、人工的な能力強化とその代償を示す存在 |
制作・媒体展開
制作・成立
| 時期 | 主な転機 |
|---|---|
| 1985年 | 『Ζガンダム』の続編企画が具体化 |
| 1986年 | 『機動戦士ガンダムΖΖ』放送開始 |
| 1986年 | 「明るいガンダム」を掲げ、若い主人公と合体変形するΖΖガンダムを導入 |
| 放送中盤 | 序盤のコメディ中心から、地球侵攻以降シリアスな戦争劇へ移行 |
| 放送期間中 | 『逆襲のシャア』制作決定により、予定されていたシャアの本格登場を見送る |
| 1987年 | 全47話で放送終了 |
媒体展開
| 媒体 | 代表展開 |
|---|---|
| テレビアニメ | 全47話の本編 |
| 小説 | 遠藤明範による全2巻のノベライズ |
| 漫画 | 『コミックボンボン』版など |
| 映像派生 | 『GUNDAM EVOLVE』、『GUNDAM FRAG.』 |
| 関連世界 | 『機動戦士ムーンガンダム』などが『ΖΖ』後の宇宙世紀へ接続 |
| 模型・企画 | 『ガンダム・センチネル』など同時代の宇宙世紀企画へ波及 |
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