| スクウェア・エニックス<ライブ・ア・ライブ |
『ライブ・ア・ライブ』は、1994年にスクウェアから発売されたオムニバス形式のRPG。原始、幕末、功夫、西部、現代、近未来、SFという互いに異なる時代・場所・ジャンルを持つ7つのシナリオから始まり、その後に中世編と最終編へ収束する構造を持つ。
各編は主人公、世界、物語形式、ゲームシステムまで大きく異なる一方、最終的には「オディオ」という共通概念と最終編によって一つの作品へ結合される。戦闘では7×7マスのフィールドを利用する「チェッカーバトル」を共通基盤とし、各シナリオ固有の遊びを同一RPGの中へ並置した点が最大の特徴である。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初発売 | 1994年9月2日 |
| ジャンル | RPG |
| 初出機種 | スーパーファミコン |
| 開発 | スクウェア開発第5部 |
| ディレクター | 時田貴司 |
| シナリオ | 時田貴司、井上信行 |
| 音楽 | 下村陽子 |
| 構成 | 7つの初期編、中世編、最終編によるオムニバス構造 |
このIPの中心構造
| 軸 | 内容 |
|---|---|
| 世界 | 原始時代から遠未来まで、異なる時代・地域・ジャンルを横断 |
| 中心人物 | 各編ごとに異なる主人公を配置し、最終編で集結 |
| 中心行動 | 各時代固有の事件や目的を達成し、その後共通する最終局面へ進む |
| 中心対立 | 各編固有の敵と、その背後で反復される「オディオ」の構造 |
| 中心システム | 7×7マス上で位置・向き・技の射程を扱うチェッカーバトル |
| 主要概念 | 憎しみ、英雄、継承、人間性、選択、異なる時代の収束 |
| シナリオ構造 | 初期7編は任意順、中世編を経て最終編へ統合 |
| 表現構造 | 西部劇、格闘、ロボット、SF、忍者、功夫、原始、王道RPGなどを一作品内で並置 |
シナリオ・世界構造
シナリオ系統
| 編 | 中心構造 |
|---|---|
| 原始編 | 言葉のない石器時代。嗅覚、アイテム合成、身振りによる物語進行 |
| 幕末編 | 忍者による潜入任務。隠密、戦闘回避、斬った人数による分岐 |
| 功夫編 | 老師が弟子へ技と役割を継承する修行・伝承構造 |
| 西部編 | 夜明けまでに町へ罠を仕掛け、無法者集団を迎撃する西部劇 |
| 現代編 | 格闘家との連戦を通じて敵の技を習得する対戦格闘型構造 |
| 近未来編 | 超能力、巨大ロボット、陰謀を軸とする熱血SF |
| SF編 | 宇宙船という閉鎖空間で進行する心理サスペンス型アドベンチャー |
| 中世編 | 古典的勇者物語の形式を用いながら、その前提を反転させる物語 |
| 最終編 | 各編の主人公が集結し、プレイヤーの選択によって展開と結末が変化 |
世界・時代
| 時代・地域 | 位置づけ |
|---|---|
| 原始時代 | 言語成立以前の人類社会 |
| 幕末日本 | 忍者と維新勢力が交差する城郭世界 |
| 中国 | 心山拳の継承を描く功夫世界 |
| 西部開拓時代 | 荒野の町と無法者が対立する西部劇世界 |
| 現代 | 世界最強を目指す格闘家たちの競技世界 |
| 近未来東京 | 超能力、軍事計画、巨大ロボットが交差する都市 |
| 遠未来宇宙 | コギトエルゴスム号を舞台とする閉鎖宇宙船世界 |
| ルクレチア | 中世編と最終編を結び付けるファンタジー世界 |
主人公構造
| 系統 | 主人公 |
|---|---|
| 原始編 | ポゴ |
| 幕末編 | おぼろ丸 |
| 功夫編 | 心山拳老師と、選ばれた継承者 |
| 西部編 | サンダウン・キッド |
| 現代編 | 高原日勝 |
| 近未来編 | アキラ |
| SF編 | キューブ |
| 中世編 | オルステッド |
| 最終編 | 前編までの主人公から選択 |
システム・主要概念
チェッカーバトル
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| フィールド | 7×7マスのボード |
| 行動 | 移動、向き変更、技、アイテム、パスなどで行動ポイントを消費 |
| 技 | 通常攻撃の代わりに固有技を選択して戦う |
| 射程 | 技ごとに位置・方向・範囲が設定される |
| 溜め | 強力な技には発動までの待機時間が存在する |
| 反撃 | 特定条件で自動発動する反撃技が存在 |
| フィールド変化 | 火炎、水、毒、電撃などの地形効果が発生 |
| 戦闘後 | HPや状態異常は基本的に完全回復する |
主要システム
| システム | 位置づけ |
|---|---|
| BREAK DOWN | 敵集団のリーダーを倒すことで手下をまとめて消滅させる |
| 技のラーニング | 現代編などで敵の攻撃を受け、その技を習得する |
| アイテム合成 | 原始編で複数素材から装備や道具を作る |
| 隠れ蓑 | 幕末編で敵との接触を避ける潜入手段 |
| 修行 | 功夫編で弟子を育成し、継承者を決定する |
| 罠 | 西部編で町の住人と協力して敵数を事前に減らす |
| テレパシー | 近未来編で他者の本心を読む |
| シナリオ別ルール | 同じRPG基盤の上に編ごとに異なるゲームジャンル的構造を重ねる |
オディオ構造
| 要素 | 位置づけ |
|---|---|
| 共通語 | 各編の主要敵名に「オディオ」に通じる音・表記が反復される |
| 語源 | 憎しみに関係する語を基盤とする |
| 原始編 | おーでぃーおー |
| 幕末編 | 尾手 院王 |
| 功夫編 | オディワン・リー |
| 西部編 | O・ディオ |
| 現代編 | オディ・オブライト |
| 近未来編 | 御出居に関係する存在 |
| SF編 | OD-10 |
| 中世・最終編 | 魔王オディオとして共通概念が明確化 |
主要テーマ
| 概念 | 内容 |
|---|---|
| 憎しみ | 各時代の敵を横断して反復される中心概念 |
| 英雄 | 主人公が英雄としてどう行動し、どのように見られるかを複数角度から描く |
| 継承 | 功夫編を中心に、技・役割・意思が次世代へ渡される |
| 人間性 | SF編や中世編などで、人間とは何か、心とは何かを異なる形で扱う |
| 選択 | 幕末編、功夫編、西部編、最終編などでプレイヤーの行動が結果を変える |
| 反転 | 王道的ジャンルを提示した後、その前提や視点を崩す構成が複数編で使われる |
制作・展開
制作・成立
| 時期 | 主な転機 |
|---|---|
| 企画初期 | 時田貴司らが複数世界を扱うオムニバスRPG構想を形成 |
| 開発開始 | 小学館との共同企画となり、7名の漫画家が各編のキャラクターデザインへ参加 |
| 1994 | スクウェアからスーパーファミコン版発売 |
| 2015 | Wii Uバーチャルコンソールで再配信 |
| 2016 | Newニンテンドー3DSバーチャルコンソールで再配信 |
| 2019 | HD-2Dリメイク企画が始動 |
| 2022 | Nintendo Switch向けHD-2Dリメイク版『ライブアライブ』発売 |
| 2023 | PlayStation 4、PlayStation 5、SteamへHD-2D版を展開 |
キャラクターデザイン
| 編 | 担当 |
|---|---|
| 原始編 | 小林よしのり |
| 幕末編 | 青山剛昌 |
| 功夫編 | 藤原芳秀 |
| 西部編 | 石渡治 |
| 現代編 | 皆川亮二 |
| 近未来編 | 島本和彦 |
| SF編 | 田村由美 |
| HD-2Dリメイク版 | 生島直樹が全編を統一 |
音楽
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 作曲 | 下村陽子 |
| 位置づけ | 下村陽子がスクウェア移籍後に初めて担当した作品 |
| 編別構造 | 各シナリオごとに異なる世界観へ合わせた楽曲を用意 |
| 共通戦闘曲 | 一部ボス戦で「MEGALOMANIA」を共通使用 |
| 主題フレーズ | メインテーマ「LIVE・A・LIVE」のフレーズが作品内で反復される |
| 近未来編 | 「GO! GO! ブリキ大王!!」を劇中歌として使用 |
| リメイク | HD-2D版で楽曲を再構築し、新規ボーカル収録も実施 |
媒体・関連展開
| 媒体 | 代表展開 |
|---|---|
| ゲーム | オリジナル版、バーチャルコンソール、HD-2Dリメイク |
| 演劇 | 中世編を基盤とする『魔王降臨』など |
| 漫画 | 島本和彦による『超級!! ライブアライブ 近未来編』 |
| 小説 | SF編を別視点から描く短編作品など |
| 音楽 | オリジナルサウンドトラック、アレンジアルバム、コンサート系展開 |
| クロスオーバー | スクウェア・エニックス作品や『スーパーロボット大戦DD』などへの登場 |
主要ノード
| 種別 | ノード |
|---|---|
| 主人公 | ポゴ、おぼろ丸、心山拳師範、サンダウン・キッド、高原日勝、アキラ、キューブ、オルステッド |
| 世界 | 原始、幕末、中国、西部、現代、近未来、宇宙、ルクレチア |
| システム | チェッカーバトル、BREAK DOWN、ラーニング、シナリオ固有能力 |
| 概念 | オディオ、憎しみ、英雄、継承、選択 |
| 重要存在 | ブリキ大王、コギトエルゴスム号、魔王オディオ |
| 制作 | 時田貴司、井上信行、下村陽子、小学館参加漫画家 |
Charactersは多言語で発信・整理することを目的としています。※翻訳ポリシー

