| 『君の名は。』 |
『君の名は。』は、新海誠が原作・脚本・監督を務め、2016年に公開された長編アニメーション映画。東京で暮らす立花瀧と、飛騨地方の架空の町・糸守町で暮らす宮水三葉が、互いの身体へ入れ替わる現象を通じて結びつき、やがて3年の時間差とティアマト彗星による災害へ向き合う。
男女入れ替わり、時間のずれ、記憶の消失を恋愛と災害救済へ結びつけ、東京と糸守、現在と過去、夢と現実を横断する構造を持つ。組紐、口噛み酒、カタワレ時などの要素が、離れた人・時間・場所を結び直す物語装置として機能する。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原作・監督・脚本 | 新海誠 |
| 公開年 | 2016年 |
| 制作 | コミックス・ウェーブ・フィルム |
| 配給 | 東宝 |
| ジャンル | 青春、恋愛、ファンタジー |
| 中心人物 | 立花瀧、宮水三葉 |
| 音楽 | RADWIMPS |
| 主要媒体 | アニメ映画、小説、漫画、外伝小説 |
このIPの中心構造
| 軸 | 内容 |
|---|---|
| 中心人物 | 東京の瀧と糸守町の三葉 |
| 中心現象 | 互いの身体が不定期に入れ替わる |
| 時間構造 | 2人の時間には3年間のずれが存在する |
| 中心事件 | ティアマト彗星の破片による糸守町への隕石落下 |
| 空間構造 | 都市としての東京と、伝統を残す地方の糸守町を対置する |
| 記憶構造 | 入れ替わりや名前の記憶が失われても、互いを探す感覚が残り続ける |
| 主要概念 | 組紐、ムスビ、口噛み酒、カタワレ時、名前 |
| 物語構造 | 入れ替わりの日常から時間の謎、災害回避、再会へ展開する |
時間・物語構造
作中時系列
| 時期 | 位置づけ |
|---|---|
| 2013年夏 | 三葉側で瀧との入れ替わりが始まる |
| 2013年10月4日 | ティアマト彗星の破片が糸守町へ落下する日 |
| 2016年夏 | 瀧側で三葉との入れ替わりを経験する |
| 2016年晩秋 | 瀧が糸守町を探し、3年間の時間差を知る |
| カタワレ時 | 異なる時間にいる瀧と三葉が直接対面する |
| 改変後 | 三葉たちの行動によって住民の避難が実現する |
| 2022年春 | 記憶を失った瀧と三葉が東京で再会する |
物語を支える概念
| 要素 | 位置づけ |
|---|---|
| 入れ替わり | 瀧と三葉が互いの生活と人格を知る物語の出発点 |
| 組紐 | 三葉から瀧へ渡り、異なる時間を越えて2人を結ぶ象徴 |
| ムスビ | 人、時間、物事が結びつき、ほどけ、再び結ばれるという宮水家の概念 |
| 口噛み酒 | 宮水家の祭祀と結びつき、瀧が過去へ再接続する契機となる |
| カタワレ時 | 異なる時間に存在する2人が一時的に同じ場所で出会う境界時間 |
| 名前 | 記憶が消えていく中で互いの存在をつなぎ止める最後の手掛かり |
制作・媒体展開
制作・媒体展開
| 時期・媒体 | 主な展開 |
|---|---|
| 2014年 | 新海誠と川村元気による企画が始動 |
| 2015年 | 作画、音楽、キャスティングなど本格的な映画制作が進行 |
| 2016年 | 映画『君の名は。』公開 |
| 小説 | 新海誠による『小説 君の名は。』を映画公開前に刊行 |
| 外伝 | 『君の名は。 Another Side: Earthbound』で周辺人物の視点を補完 |
| 漫画 | 本編および『Another Side: Earthbound』をコミカライズ |
| 音楽 | RADWIMPSが主題歌と劇伴を一体的に担当 |
舞台・現実接続
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 糸守町 | 飛騨地方をイメージして構築された架空の町 |
| 飛騨地方 | 飛驒古川駅や飛騨市図書館などが舞台探訪と結びついた |
| 東京 | 新宿、四ツ谷、代々木など実在する都市景観を作品世界へ取り込む |
| 須賀神社 | 終盤の再会場面に登場する石段が作品を象徴する場所の一つとなった |
| 聖地巡礼 | 公開後、作品に登場する実在地域を訪れる動きが広く注目された |
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