| 『君の膵臓をたべたい』 |
『君の膵臓をたべたい』は、住野よるによる青春小説を起点とする作品IP。人との関わりを避けて生きる高校生「僕」が、膵臓の病気で余命わずかな同級生・山内桜良の秘密の日記「共病文庫」を偶然読み、彼女と過ごす時間を通じて他者と関わる意味を知っていく。
余命を題材としながら、死そのものよりも「生きること」「他者を必要とすること」「人との関係によって自分が形作られること」を中心に置く。原作小説から漫画、オーディオブック、実写映画、アニメ映画、朗読劇へ展開されている。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 住野よる |
| 出版年 | 2015年 |
| 出版社 | 双葉社 |
| ジャンル | 青春小説 |
| 中心人物 | 「僕」こと志賀春樹、山内桜良 |
| 中心アイテム | 共病文庫 |
| 物語軸 | 余命、交流、喪失、成長 |
| 主要媒体 | 小説、漫画、オーディオブック、実写映画、アニメ映画、朗読劇 |
このIPの中心構造
| 軸 | 内容 |
|---|---|
| 中心人物 | 他者との関係を避ける「僕」と、明るく人とのつながりを求める桜良 |
| 中心関係 | 正反対の2人が互いに欠けている部分へ惹かれ、影響を与え合う |
| 中心状況 | 桜良が膵臓の病気により限られた時間を生きている |
| 中心行動 | 桜良の「死ぬ前にやりたいこと」に「僕」が付き合う |
| 主要転換 | 桜良の死によって「僕」が他者と関わる決意を現実の行動へ移す |
| 主要概念 | 共病文庫、余命、選択、必要とされること、他者との関係 |
| 成長構造 | 孤立していた「僕」が、人を認め、愛し、友人を持つ方向へ変化する |
| 媒体構造 | 原作の核心を維持しつつ、実写版では12年後など独自の補完を加える |
人物・物語構造
物語の主要段階
| 段階 | 位置づけ |
|---|---|
| 共病文庫 | 「僕」が桜良の病気と余命を知り、秘密を共有する |
| 二人の交流 | 食事や外出などを重ね、正反対だった2人が互いを理解していく |
| 内面的変化 | 桜良は自分自身として必要とされる喜びを知り、「僕」は他者との関係を求め始める |
| 突然の死 | 桜良が病気ではなく通り魔事件によって亡くなる |
| 共病文庫の再読 | 「僕」が桜良の家を訪れ、日記と遺書に向き合う |
| その後 | 「僕」が恭子らとの関係を築き、桜良から受け取った変化を生き続ける |
中心関係
| 関係 | 内容 |
|---|---|
| 「僕」と桜良 | 生き方が正反対の2人が互いの存在によって変化する中心関係 |
| 桜良と恭子 | 親友関係であり、桜良の死後に「僕」と恭子を結ぶ接点となる |
| 「僕」と恭子 | 桜良の死を経て、最終的に「僕」が築く最初の友情へつながる |
| 「僕」とクラスメイト | 桜良との交流をきっかけに、それまで閉じていた人間関係が広がる |
| 桜良と家族 | 病気を知りながら日常を守ろうとする家族関係 |
| 共病文庫 | 桜良の内面と「僕」の変化をつなぐ記録媒体 |
制作・媒体展開
媒体展開
| 時期・媒体 | 主な展開 |
|---|---|
| 2015年 | 双葉社から原作小説刊行 |
| 2016年 | 漫画連載、オーディオブック化 |
| 2017年 | 実写映画公開 |
| 2018年 | 劇場アニメ公開 |
| 2018年 | 本編後を描く短編小説『父と追憶の誰かに』発表 |
| 2022年 | 朗読劇初演 |
| 2025年 | 朗読劇再演 |
映像化の構造
| 媒体 | 位置づけ |
|---|---|
| 実写映画 | 原作の高校時代に加え、12年後の「僕」と恭子を描く独自構成 |
| アニメ映画 | 原作の物語と人物関係を中心に再構成した長編アニメーション |
| 漫画 | 原作小説を全2巻でコミカライズ |
| オーディオブック | 小説を音声作品として再構成 |
| 朗読劇 | 会話と語りを中心に舞台上で物語を再構築 |
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