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小学館から1990年に発表された『うしおととら』のキャラクター情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キャラクター名 | 白面の者 |
| 作品 | うしおととら(1990年) |
| CV | CV:林原めぐみ |
| 藤田和日郎 |
| 同上、小学館 |


キャラクターデータ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名 | 白面の者 |
| 読み | はくめんのもの |
| 登場作品 | 『うしおととら』 |
| 種別 | 大妖怪 |
| 立場 | 物語の最終的な敵 |
| 外形 | 九つの尾を持つ巨大な異形 |
人物史
存在と行動
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 起源 | 世界形成の際に生じた陰の気から生まれた存在 |
| 実体化 | 古代印度で人間の赤子へ寄生し、長い時間をかけて肉体を得る |
| 行動原理 | 陽の気から生まれた存在を憎み、破壊や苦痛を与えることを喜びとする |
| 大陸での活動 | 印度、中国で大規模な破壊を引き起こす |
| 日本上陸 | 日本へ渡り、陰陽師と妖怪の連合軍との長期戦へ入る |
| 封印 | 逃亡の末に要の岩へ入り、沖縄トラフで結界に封じられる |
| 封印中 | 眷属や分身を通じて人間と妖怪へ干渉し続ける |
| 復活 | 終盤で封印を破り、日本全土を巻き込む最終決戦へ至る |
白面の者は単純な破壊者ではなく、人間や妖怪の恐怖、猜疑心、憎悪を利用して相手同士を分断する策謀を好む。紅煉や秋葉流の心の隙を突き、自らの陣営へ引き込むなど、戦闘力だけでなく心理操作でも脅威となる。
能力・戦闘
基本能力
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 巨体 | 全長は数km級に達する |
| 火炎 | 口から大規模な青白い火炎を放つ |
| 尾 | 一本ごとに異なる能力を持つ |
| 分身 | 尾へ自我を与え、独立した分身として活動させる |
| 毒化 | 全身を毒の煙へ変化させることが可能 |
| 天地操作 | 炎、雷、嵐など多様な現象を操る |
| 恐怖吸収 | 他者が抱く恐怖を吸収し、力を増大させる |
| 負の感情耐性 | 憎悪や怒りを伴う攻撃を力として取り込む性質を持つ |
主な尾・分身
| 尾 | 能力・分身 |
|---|---|
| 一本目 | シュムナ |
| 二本目 | くらぎ |
| 三本目 | 斗和子 |
| 四本目 | あやかし |
| 五本目 | 大量の婢妖 |
| 六本目 | 大量の黒炎 |
| 七本目 | 雷と嵐 |
| 八本目 | 槍 |
| 九本目 | 最終局面で判明 |
尾の能力は固定された体系ではなく、時代や状況によって変化している。白面の者は圧倒的な物理能力を持ちながらも、相手を恐怖させ、その感情自体を糧にして戦う点に最大の特徴がある。
最終決戦
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初動 | 潮ととらに関する人々の記憶を奪い、両者を孤立させる |
| 復活後 | 獣の槍を砕き、とらを倒し、日本列島を蹂躙 |
| 反撃 | 記憶を取り戻した人間・妖怪・土地神・法力僧・自衛隊が連合 |
| 毒気 | 身体を毒へ変え、結界内を満たす |
| 七・八本目 | 雷と嵐、槍の尾を解放して潮ととらを追い詰める |
| 終局 | とらの捨て身の策によって隙を作られ、潮ととらに討たれる |
正体・核心情報
根源
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本質 | 原初の陰の気から生まれた邪悪の化身 |
| 初期状態 | 当初は実体を持たない気の塊 |
| 肉体獲得 | 赤子へ寄生し、人間の怨念や憎悪を吸収して現在の姿へ至る |
| 白面という呼称 | 人間や妖怪が恐怖の象徴として与えた呼び名 |
| 本人の認識 | 「白面の者」を自分自身の真の名前とは考えていない |
内面の核心
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 陽への感情 | 陽の気から生まれた存在を憎みながら、その美しさを強く羨望している |
| 自己認識 | 陰の気から生まれた自分自身を醜く、濁った存在と感じている |
| 恐怖 | 潮たちが持つ絆や陽の力を羨むと同時に恐れている |
| 獣の槍 | かつて自分を追い詰めた存在として、戦闘中も無意識に強く意識し続ける |
| 七・八本目の尾 | とらや獣の槍を思わせる性質を持ち、白面自身の恐怖と執着を象徴する |
| 最期 | 自らの存在を否定する感情を露わにし、真に呼ばれたい「名」を求めながら消滅する |
白面の者の根底にあるのは、陽の存在すべてへの単純な憎悪だけではない。自分には決してなれない陽の存在を美しいと感じ、その羨望を否定するために破壊を続けている。絶対的な力を持ちながら、自身の存在そのものへの嫌悪と恐怖を抱えていることが、最終局面で明らかになる。
制作上のモチーフ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モチーフ | 白面金毛九尾の狐、殺生石伝説 |
| 作中での扱い | 九尾の狐を想起させるが、作中では「狐」と明言されない |
| 別のモデル | 『ガンバの冒険』のノロイがモデルとされる |
| 作者構想 | 「殺生石伝説」「大宇宙の悪の権化」と対になる存在として獣の槍が構想された |
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